高齢者の食欲不振の原因

高齢者の場合に考えられる原因について

食欲不振になると、体力が低下して病気にかかりやすくなってしまいます。
病気になれば、ますます食欲が低下することもあり、こうなってしまうと悪循環と言えます。
健康と食欲の関係は深いものですから、しっかりと栄養を摂るようにして下さい。

 

高齢になると「あまり食べられなくなった」という方が周囲でもたくさんいらっしゃいます。
また、食べたいと思わない、お腹が空かないなどの食欲不振もよく見られます。
もちろん個人差はあると思いますが、どうして高齢になると食欲不振になってしまうのでしょうか。

 

○体の機能低下による食欲不振
空腹感は、体内の血糖値が低下して脂肪が燃焼されることにより中枢神経が反応して引き起こされています。
このような中枢神経の働きが低下することで空腹を感じにくくなってしまいます。
また、消化機能や咀しゃく嚥下機能の低下によって食欲不振になっている場合もあります。
食べ物を小さめに切ったり、とろみがある食べ物にするなど、咀しゃく嚥下機能に見合った調理をして下さい。

 

○義歯(入れ歯)の不適合
義歯による不快感は食欲不振の原因になります。
また「自分の歯じゃないと美味しくない」とよく聞きます。
そういったことも食欲不振につながっていると思います。

 

○精神面での不安定
高齢者は自分自身や周辺環境の変化に不安を感じてしまうことがあります。
孤独感、疎外感、喪失感、不安感などの精神的なことが原因となって食欲不振になっているとも考えられます。
「安心できる誰か」「安心できる環境」があることで改善します。

 

高齢者はなるべく1人ではなく、家族と一緒に食事をすることが好ましいと思います。
本人が好きなものを食卓に並べるようにして、少量しか食べられない場合は栄養価の高いものを食べるようにして下さい。
また、高齢者は運動量が減りますので、ある程度の食欲低下は考えられます。